SNS上のテニスファンは「落ち着くべきだ」 審判直撃も“警告のみ” 元王者ベッカーが私見「ジョコビッチの件とは比較にならない」

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ムゼッティへの警告は妥当だったとベッカー氏は語った(C)Getty Images

 現地時間6月3日、テニス四大大会「全仏オープン」の男子シングルス準々決勝が行われ、第8シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/世界ランク7位)は、第15シードのフランシス・ティアフォー(米国/同16位)にセットカウント3-1で勝利。自身初の4強入りを決めたが、SNS上では、第2セット途中のアクシデントに「失格じゃない?」と疑問の声が相次いでいる。

【動画】テニス全仏オープン 蹴ったボールが審判直撃の問題シーン





 この一戦で幸先よく第1セットを先取したムゼッティ。しかし、第2セット途中にボールパーソンからボールを受け取る際、足元で跳ねたボールを蹴ると、それが線審の胸あたりに直撃してしまう。ただ、あまり威力がなかったため線審は動じず、すぐさまムゼッティが謝罪。「スポーツマンらしからぬ行為」で警告が与えられ、そのまま試合は続行された。

 SNS上で波紋が広がる中、英スポーツチャンネル『TNT Sports』の番組内で私見を述べたのは、元世界1位のボリス・ベッカー氏(ドイツ)だ。失格騒動と言えば、2020年全米オープンでノバク・ジョコビッチ(同6位/セルビア)が線審の喉あたりにボールをぶつけたのも記憶に新しいが、それを踏まえつつ、「審判が素晴らしい仕事をした」と今回の判定を支持している。

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