「修正した方が良くなる」球界OBが注目する巨人・オコエ瑠偉の本格覚醒の条件
(C)Getty Images
プロ野球の春季キャンプも半ばに差し掛かろうとしている中、各球団を視察する球界OBのコメントが各メディアで伝えられている。
特に今季、V奪還を目指す巨人は例年の様に注目度も高く、チーム再建の最中であることからも、多くの関係者が足を運んでいるようだ。現役時、ヤクルトで19年間の現役生活を送り通算2133安打を記録した、宮本慎也氏も巨人キャンプ地の宮崎入りを果たしており、YouTubeチャンネル『野球いっかん!』において、それぞれの選手の様子などをレポート。さらに、今季の飛躍が期待される若手に対しても言葉を投げかけている。
【関連記事】「原監督がどれぐらい我慢できるか」巨人のレジェンドOBが語るブリンソン「活躍の条件」
2月12日配信の「WBC出場の岡本選手の状態の良さが目立つ。増田陸選手への期待。D4位門脇選手のショート守備はイケる」の中で宮本氏は、岡本和真(26)の状態について「岡本は形も良いしスイングが強い。WBCもあり早くから仕上げてきている」と絶賛。
また今季の戦力について、野手陣では「若い選手がどれだけ食い込めるか」がポイントとなるとして、秋広優人(20)、萩尾匡也(22)、門脇誠(21)の名前を挙げた。他にも「プレースタイルが好き」と評する増田陸(22)には、「バッティングは良さそう。後は守るところを探さないと」と活躍を期待する言葉を続けた。
さらに気になった選手として、今季より巨人の一員となったオコエ瑠偉(25)についてもコメントしており、宮本氏は実際に目の当たりにした印象として「デカい」を連発。さらにフリー打撃時のバッティングのパワーにも驚いたと振り返っている。
その一方で「身体のバランス的に言うと、バッティングフォームではピッチャー寄りに頭がいっちゃう(移動する)」と指摘、その上で「そこは修正した方がバットの出が良くなると思う」と打撃時の改善点に言及している。