実名報道を望んだ阪神・藤浪投手に厳しい指摘「美談ではなく危機管理意識の低さ」
だがネットのコメント欄やツイッターを見渡せば、そもそもは自己管理の甘さが招いた結果であり、そこを度外視して持ち上げるのはお門違い、という厳しい指摘の方が圧倒的多数だ。
阪神の発表によると、陽性反応を示した3選手は14日に大阪市内の知人宅にて、他に4選手と、球団外の知人5人を含む、計12人で会食していたという。
他の4選手は現時点では何の症状も訴えていない。阪神はすぐに甲子園や鳴尾浜の2軍施設などの消毒作業を行い、チーム全体に4月1日まで1週間の自宅待機を命じた。
この会食の場が感染源であったかどうかは、現時点では分かっていない。それでも球団からは外出、外食は極力自粛するように指示が出ていた。強制力はなかったようだが、世間がウイルスに敏感になっているこのご時世で、球団外の人間も含む12人での会食というのは、常識を疑われても仕方がない。
確かに嗅覚、味覚の異常は、新型コロナウイルス感染症の新たな兆候例として知れ渡ったかもしれない。しかし、それ以上に世間に啓発できたのは、反面教師としての危機管理意識の低さだったのではないか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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