優勝賞金150万ドル! LPGA女子ゴルフツアー最終戦の行方をカリー・ウェブが斬る

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 今年1月の『ダイヤモンド・リゾーツ トーナメント・オブ・チャンピオンズ』から幕を開けたLPGA女子ゴルフツアーも、来たる11月21日(現地時間)から始まる『CMEグループ・ツアー選手権』で最終戦を迎える。

カリー・ウェブ

現在、世界ランク、賞金ランクともに1位のコ・ジンヨンだが、昨年までの最終戦の優勝賞金であれば、この時点で賞金女王が確定している。しかし、今年の最終戦の賞金総額が500万ドル、優勝賞金が150万ドルに跳ね上がり、賞金女王の行方はまだまだ最後まで分からない。そんな熱き戦いをLPGA女子ゴルフツアー41勝、メジャー7勝という記録を持つレジェンド、あのカリー・ウェブが大胆予想。先日、宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県笠間市)で行われた『WOWOWキッズアカデミー第2弾 キッズゴルフクリニック』にてスペシャルゲストとして、子供たちにレッスンを行っていたカリーを直撃した。

コ・ジンヨン 写真/GettyImages


——最終戦を迎えるLPGA女子ゴルフツアーに関しまして、まずは今シーズンのこれまでを振り返っていかがでしたか?
「記念すべき初勝利を挙げた選手もいますし、しっかりと優勝を重ねた選手もいて、良い意味でそれがミックスされていたので見所が多かったですね。特にコ・ジンヨン選手は素晴らしい活躍をしました。今シーズン最初のメジャー『ANAインスピレーション』で優勝すると、その波に乗って素晴らしいゴルフをし続けたと思います」

——メジャー第3戦『KPMG全米女子プロゴルフ選手権』ではカリーさんが2008年に母国オーストラリアで設立した「ウェブ奨学金」の卒業生、ハナ・グリーンが優勝しました。
「私自身が勝った時より嬉しかった。非常に短い時間でとても成長した選手です。私は予選落ちになってしまったのですが、そのお陰で最終ラウンドをちゃんと見ることができましたし(笑)。彼女のこれからが楽しみです」

ハナ・グリーン 写真/GettyImages

——メジャーといえば、日本の渋野日向子が『全英AIG女子オープン』で優勝しましたが、カリーさんの目にはどう映りましたか?
「渋野選手の最終日のプレーは素晴らしかった。最終組で回って、そこでパットを決め続けるのはとてもプレッシャーがかかります。初の海外での試合だというのに、彼女は見事にそのプレッシャーに打ち勝ちましたね」

渋野日向子 写真/GettyImages

——あの「笑顔」でのプレーも世界中のメディアが取り上げていましたが。
「常にゴルフを楽しもうと笑顔を絶やさず、落ち込むようなことがなかったというのは、ゴルフにおいてとても重要なメンタリティ。プロとして生活がかかってくると、ネガティブなことがつきものです。だからこそ、渋野選手の『ゴルフへの向き合い方』は素晴らしいですね」

・合わせて読みたい→
渋野日向子プロ、全英オープン優勝が日本スポーツ界の在り方を変える(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/hinakoshibuno-changing-the-japanese-sports/)

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