どうなる巨人の近未来「正遊撃手争い」勝者は門脇か泉口か ドラフト戦線に影響も
そして、こう続けるのです。
「昨秋のドラフトで巨人が泉口を指名したとき、『門脇がいるのに何故?』と思ったファンも多いと思いますが、このように半歩先を予見して行うのがドラフトであり、編成の仕事。そういう意味では今年のドラフトで、巨人が明治大の遊撃手・宗山塁に行くのかどうかは、興味深く見届けたいと思います」
宗山は2月下旬のオープン戦で死球を浴び、右肩甲骨骨折。さらには今春のリーグ戦中に右手中指を骨折し、苦しいシーズンになりました。しかしこの秋は万全の状態で大学最後のリーグ戦に臨みます。コンディションが万全なら「10年に1人の逸材」と呼ばれるだけに、ドラフトの主役となることは間違いないです。
「宗山はスター性も抜群だけに、人気球団でもある巨人としては喉から手が出るほど欲しい逸材でしょう。しかし、今年のドラフトは目玉級がそれほどいないため、抽選で負けるとイメージした指名ができなくなるリスクもあります。宗山が大抽選になるのかどうかも、見極める重要なポイント。泉口も堅実な素晴らしい選手ですし、現状のショート争いの結果が、ドラフトに影響を及ぼす可能性もありそうですね」(前述のデスク)
門脇とすれば、まずはウィークポイントの「東京ドームの球場別成績が.203」から、改善していきたいところです。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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