井口ロッテ 常勝軍団作りへ若手登用の本気度とは
6日からのCSファーストテージで楽天と対戦するロッテで、初戦に佐々木朗希投手(20)をあてる計画が浮上している。
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プロ2年目のシーズンにあたる今季、佐々木は11試合に登板し、3勝2敗、防御率2・27の成績。ただ後半戦は2勝0敗、対楽天は3戦1勝無敗で、防御率1・35と好相性を示していた。
特にシーズン終盤において安定したピッチングを見せた佐々木に対し、井口監督は「どんな状況でも自分の投球ができる」と評価。本来はエースの美馬が初戦登板とも見られていたが、優勝がかかった先月25日のソフトバンク戦で2回途中6安打7失点と乱調。ポストシーズンの戦いに不安を残したことで若きエース候補に白羽の矢が立ったようだ。
一方で今回の井口監督の決断には称賛の声も上がる。
「何といっても佐々木は昨年球団の育成方針もあり二軍登板もなく、実質的には今年がルーキーイヤーのようなもの。その選手に大舞台を任せようというのは、それだけ経験を積んで、今後エースに育てようと考えている証拠でもある。よくチームでは勝利と育成のバランスが難しいといわれるが、なかなかこれだけの決断は難しいはず」(球界関係者)と井口監督の肝の据わり具合をたたえる。