大砲ソト獲得に見る優良助っ人の「成功の方程式」とは? 関係者が「外国人の補強は宝くじ」と嘆く事情も【ロッテ】
ソトはかつて本塁打、打点王も獲得(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
ロッテは今オフに積極果敢な助っ人補強を見せている。23年シーズンにパ・リーグの本塁打王となったグレゴリー・ポランコとの再契約に合意。さらにDeNAからフリーエージェントとなっていたネフタリ・ソトの獲得も成功させた。
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通常の助っ人補強はメジャーリーグから選手を直接獲得に行くのも、常とう手段だが、ロッテは過去にもNPBの他球団で退団した外国人を招聘。一線級の戦力として活躍させてきた背景があり、その姿勢は今オフもぶれなかった。
ここ10年に限っても投手では元巨人のグライシンガー、元阪神などのスタンリッジ、元楽天のハーマン、元中日のロメロなどの例があり、23年も巨人でプレーしたメルセデスを獲得した。打者では元西武などのブラゼル、元ソフトバンクのペーニャ、元日本ハムのレアードらがそうだ。
2023年度の外国人を除いた支配下選手の球団別平均年俸額をみると、ロッテは12球団の中では10位の3485万円。最も高額だった巨人は6807万円で、ほぼ半額で切り盛りしている状況だ。ゆえにリスクを負える立場にないのだ。
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