ロッテが8月に入ってまさかの失速 再浮上のカギは大砲マーティンの覚醒にあり
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ロッテが11日にZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦に敗れ、4連敗を喫した。8月に入っていったんは勝率5割に戻ったものの、そこから負けがかさんで借金は「6」に増えた。リーグ最下位の日本ハムとのゲーム差も5に詰まり、苦しい戦いを強いられている。
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「今年もカギは主砲マーティン。シーズン前半は打撃で苦しみ、7月に入って2軍に降格し、再調整したこともあった。彼の不調がチームの成績にも影響している」とプロ野球関係者は指摘する。11日の試合では初回に9号2ランを放ったものの、空砲に終わり、打率も1割6分4厘。マーティンが本格的に覚醒しない限り、ロッテが上位争いに再び食い込むのは難しいとの見方もある。
ロッテに入団して4年目。チームは2020、21年と2年連続でリーグ2位となったものの、いずれの年もマーティンがシーズン中盤以降に怪我に見舞われ、あと一歩でリーグ優勝や日本シリーズ進出をつかめなかった。20年は終盤に走塁で左足首をひねって戦列を離脱。昨季も自打球で右足を骨折し、大きな戦力ダウンを引き起こした。
チーム内で今季最も本塁打をマークしているのは15本のレアード。次いでマーティン、中村奨吾の9本。本塁打を期待できる和製大砲が思惑通りに育っていないのが現状だ。長打力のある山口航輝は7本、捕手と一塁を兼任する佐藤都志也も6本。安田尚憲はわずか2本とさみしい限りだ。