堅守こそ逆転Vへの近道…巨人再浮上のカギを握る「川相塾」の凄さとは
犠打世界記録保持者でも知られる川相コーチ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
原巨人は交流戦最初のカードのロッテ戦を勝ち越し。首位とは開きがありますが、まだ6月初旬であることを考えれば、決して悲観する数字ではありません。
スポーツ紙のデスクが言います。
「4月までがあまりに酷かったですから、それを考えれば5月は十分、持ち直したと言えるでしょう。不振に苦しんでいた坂本勇人ら主力に、調子が戻ったのが大きいです。欲をいえば交流戦前の最後となる阪神3連戦で、せめて1勝はしたかった。3タテを食らい、『やっぱり今年の岡田阪神は強い』というイメージを植え付けられたまま、交流戦に突入してしまいましたからね。ここから先はパ・リーグの5球団に頑張っていただき、少しでも虎を叩いていただく-というのがセの各球団の本音ではないでしょうか(笑)」
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そんな中、再浮上のカギを握る男は意外にも、現役時代は守備の名手として知られた川相昌弘野手総合コーチだと、前述のデスクは言うのです。
「今季ここまで巨人の失策数は20。これはワーストとなる中日(37)の約半分で、セ・リーグで最もいい数字なのです。そしてそこに導いているのが川相コーチ。デーブさんみたいにアピールしないからあんまり報道されていませんが(笑)、試合前には野手陣とコツコツと基礎練習を繰り返し、堅守の礎を築いています」
チーム打率や本塁打数に比べると、あまり注目されませんが、失策数の少なさは上位進出の「条件」であると、前述のデスクは強調します。