日米通算197勝右腕 田中将大をめぐって大争奪戦必至か 注目高まる「縁ある球団」「条件面」とは

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 今季は4季ぶりのリーグ優勝を果たすも悲願の日本一には手が届かなかった。FA戦線の投手ではソフトバンクから宣言した石川柊太獲得にも乗り出すと見られる中、レジェンド右腕が市場に出れば、熱視線を向ける可能性もある。

 阿部慎之助監督とはかつて2009年WBCでともに戦い、世界一に尽力した縁もある。全盛期のパワーピッチングからモデルチェンジしているものの、多彩な変化球を操り、投球術の引き出しも豊富とあって、若手投手陣が多いチーム編成の中、レジェンド右腕が加入となれば、学びも増えそうだ。

 そして同じく投手陣の柱が流出するチームといえば、広島もあがる。今季開幕投手を務めた九里亜蓮が海外FA権を行使し、流出も予想されることで試合を作れる先発投手は求められている。

 ほかにもDeNAでは昨年最多勝に輝いた東克樹、助っ人勢が先発ローテーションを構成する中、悲願のリーグ優勝に向けて、投手陣にも厚みを持たせたいところ。

 中日では左腕、小笠原慎之介がポスティングでメジャー移籍を目指す中、先発、中継ぎ両方務められる福谷浩司もFAイヤーとあって、投手陣の拡充もオフの補強テーマとなっている。

 一方、もう一つの注目点、年俸面においては、すでに今季が2億6000万円(推定)と、日本帰国時の当初の年俸、9億円から大幅減額となっている。日米球界で活躍した功労者ともいえる存在だけに、単年2億円ベースで出せる球団があれば、前向きな交渉が臨めそうだ。     

 日米通算200勝まであと3勝という節目もある。果たして背番号18が来季どこのユニホームを着ているのか。一躍、今オフ移籍市場の新たなキーマンとなった。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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