ヤンキース・田中の退団が決定的!?古巣・楽天での日本球界復帰の可能性も
ヤンキースからFAとなっている田中将大投手の退団が決定的になったと、日米の多くのメディアが報じた。
ヤンキースは15日、2つの大型FA契約に合意した。まず自軍からFAのDJ・ラメーヒュー内野手と6年総額9000万ドル(約94億円)で再契約。そしてレンジャーズからFAのコリー・クルーバー投手を1年1100万ドル(約11億5000万円)で獲得した。
新型コロナウイルスの影響を受け、メジャーリーグの各球団は大幅な減収に苦しんでいる。昨年は公式戦が162試合から60試合と大幅に削減。さらに全試合、入場料収入が得られない無観客開催だった。米国は日本以上に感染拡大が深刻で、今季もお客さんを入れて多くの試合を行える保証はどこにもない。
金満球団として鳴らしてきたヤンキースもご多分に漏れず。今季は総年俸が2億1000万ドル(約218億円)を超えたチームにはぜいたく税(ラグジュアリー・タックス)が科されることが決まっている。そのラインは超えない範囲内で、チームをつくる方針。ラメーヒューとクルバーの契約で、残る予算はわずかとなってしまい、年俸1300万ドル(約13億5000万円)前後が予想される田中との再契約まで手が回らないというのである。
ぜいたく税の計算に使われる年俸の扱いは各情報サイトによってばらつきがあり、残る予算枠は1000万ドルとも、500万ドルとも、250万ドルとも報じられている。