元巨人・斎藤雅樹さんが試合中に当時の王監督に激怒した事とは?
サイドスロー転向秘話
そんな斎藤さんも、入団1年目にして投球フォームをサイドスローに変更という、投手として大きな決断をしている。当時のことを斎藤さんはこう振り返った。
「1年目にイースタンリーグで2試合くらい投げたんですが、上手くいかなかったんです。その時に、2軍の中で自分の野手転向の話が出ていたんですよね。ただ、野手にしたほういいという意見と、投手のままで行こうという意見が、コーチの中で分かれていたみたいで・・・。僕もドラ1でしたし、1軍の監督に決めてもらおうということで、シーズン中に藤田監督が2軍の球場に来るという異例のことが起きたんです。そこで、藤田さんに、少し腕下げてみたらと言われて投げました。正直真っすぐは元のフォームの方が行っている気がしたんですが、カーブが凄く曲がったんです。凄く面白いなと思い、そこからサイドに転向していったという感じです。」
と、当時の藤田監督の助言こそが、11試合連続完投勝利、沢村賞3回受賞等数々の記録を打ち立て、まさに「平成の大エース」を誕生させたと言っても過言ではなさそうな、当時のエピソードが披露された。
王さんに代えられて・・・
さらに話は、斎藤さんが現役時代に大激怒したエピソードへ。
「入団して2.3年目、当時王さんが監督の時に、途中で代えられたことが頭に来て、東京ドームのドアをバーンと蹴ったこととかあります。」
と、衝撃エピソードを暴露。
「その時、相手が左バッターなのに、僕をリリーフで出したんですよ。それで、上手くいかなくてフォアボールだったんですね。そしたらすぐに交代になって、『なんでやねん!』って(笑)別に王さんに向かってやったわけじゃないですよ!自分に腹立たしかっただけです・・・」
と、あくまでも王さんではなく、自分自身に対して激怒したことを主張した。
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