「投げる試合すべてで勝ちたい」球界最年長左腕、ヤクルト・石川雅規の挑戦【独占】
――「鈍感になる」の意味をもう少しくわしく聞かせてください
石川 (体の声を)聞きすぎて、ハリだとか痛いとかを気にしすぎてもいけないのかなと。ケガをしてはいけないというのが1番シーズンにとっては大事なところではあるんですけど、ケガを怖がったり、リスクを考えすぎて、トレーニングをやらないということはできないので。そこはやらなきゃいけない。変な話、うまいことごまかしてやらないと、というのはほぼ毎日あるかと思うんですけど、それをやりつつ、体の声にも敏感になりながら、怪我しないようにと。「敏感」と「鈍感」と矛盾している感覚をうまいこと綱渡りしながら、そういう感覚でやってます。
――以前から石川投手は体に気を使っている印象があります
石川 そこは重点的に変わらずやっています。そう、ピラティスは僕が最初に取り組んだじゃないかな? 20年近く前にやったことがあったりとか。昨シーズンもやったりしてました。和田投手(ソフトバンク)もピラティスを取り入れていると聞きました。話している中で方向性一緒で何か安心というか、『答え合わせ』できたなという感じがしています。
――和田投手は石川投手にとってどういう存在ですか?
石川 昨年神宮来た時に『どういうトレーニングをしているの?』と意見交換させてもらったんですけど、彼の存在というのは今の僕にとってすごく大きいんですよね。
(次回は目指す200勝に向けての道筋、レジェンド左腕からの言葉について)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「やろうよ、久々に」実現した2年ぶりのキャッチボールでベテラン左腕が感じた奥川恭伸の現在地【ヤクルトキャンプ】
【関連記事】高木豊氏が山田哲人のサードコンバートを予想した理由とは? 2024年版ヤクルト開幕予想オーダー
【関連記事】DeNAのドラフト1位・度会隆輝は将来のスター候補 球界OBは「華がある」「左の山田哲人に」と高評価