球界最年長左腕 ヤクルト・石川雅規 目指す200勝への道 「良いまっすぐを投げるのが重要」【独占】
――200勝まではどんな道筋を描いていますか
石川 たとえば5勝3年ということになると全然(達成)できないので。やっぱりしっかり高い目標を持っていくことが必要かなと考えています。登板試合数が少なくなって、5勝でいいということにはならないので。投げる試合は全部勝つという前向きなイメージ、目標でやっていかなきゃならないと考えています。
――勝ち星をより多く重ねるためにどんなことが必要とお考えでしょうか。
石川 球数というか、イニングをしっかりと取れるように準備していかなきゃいけないと考えています。長く投げるためにも球遅いけど、ストレートをしっかり投げないといけない。より質の高いまっすぐ、コントロール良く両サイド投げるというのをより一層意識して投げなきゃいけないし、取り組んでいるところですね。
――やはり良質なストレートを重視する。
石川 変化球投げますけど、まっすぐあっての変化球なので。良いまっすぐを投げ込むのが重要だと思っています。昔と違って、身体も稼働域とかの問題もありますけど、常に摸索しながら、ただ気持ちいいフォームじゃなくて「抑えられるフォーム」、1番いいボールを投げられるように日々試行錯誤しまくってます。
――ちなみにフォームを固めるにあたってYouTubeなども視聴しますか。
石川 見ますよ。どこにヒントがあるか分からないので。動画も雑誌も含めて、色々なものにアンテナはりつつ、見るようにしています。YouTubeは色々な競技を見て「こういう身体の使い方をしているのかな?」など、野球だけに限らずというところですかね。何か自分にプラスになる部分がないかを探しています。
(最終回となる第3回は自身の投球術へのこだわりについて)
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「投げる試合すべてで勝ちたい」球界最年長左腕、ヤクルト・石川雅規の挑戦【独占】
【関連記事】「やろうよ、久々に」実現した2年ぶりのキャッチボールでベテラン左腕が感じた奥川恭伸の現在地【ヤクルトキャンプ】
【関連記事】DeNAのドラフト1位・度会隆輝は将来のスター候補 球界OBは「華がある」「左の山田哲人に」と高評価