球界最年長左腕 ヤクルト・石川雅規 目指す200勝への道 「良いまっすぐを投げるのが重要」【独占】
質のよいまっすぐにこだわりたいとした石川(C)産経新聞社
球界最年長左腕、ヤクルト・石川雅規投手への『CoCoKARA next』による独占インタビュー。第2回目となる今回は自身も目標と公言する山本昌氏との交流やここまで185勝と積み上げてきた投球術の中で「最も重視していること」を聞いた。
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――今季でプロ23年目のシーズンを迎えます。ここまでのプロ生活を振り返ってターニングポイントとなった出来事はどんなことでしょうか。
石川雅規(以下、石川) 23年といっても打たれたことのほうが多いんで、悔しい思いも多かったです。185勝しても185敗しているので何ともいえないんですけど。僕にとっては2007年に4勝に終わったシーズンが印象に残ってます。古田さんにこのままではダメだということを言われて。シュートボールを本腰入れて覚えたのが、2008年(12勝)、09年(13勝)につながっていったかなと思っています。
――今春のキャンプでも古田臨時コーチから声をかけられらそうで。
石川 『数年前から変わってないな、いいぞ!』と言ってくれたので。リップサービスかもしれないんですけど(笑い)、僕の中では古田さんに受けてもらうというのは、そんなに長い球数投げたわけではないですけど、すごい有意義な濃厚な時間でした。
――同じくキャンプを訪問したレジェンド左腕の山本昌さんからも言葉を頂いたとか。
石川 コンディショニングだけは気を付けて!と。絶対(200勝)できるからと前向きな激励を頂いたので。やはり前向きにやっていくのがぼく自身にとっても大事かなと思っています。後ろ向きになると、とてつもなく後ろ向きな考えになってしまうので。年齢は重ねたけど(200勝に)チャレンジできるところにいるというのがありがたいので。昌さんは絶対できるからと言ってくださったので。そういうお言葉というのはしんどいときのもう一押しの大きな力にはなりますよね。