名三塁手ブレグマンの電撃補強で再び揺れ動く吉田正尚のトレード案 レ軍番記者は「可能性が最も高い」と断言
となれば、必然的に昨季にDHとして108試合に出場していた吉田は、押し出される格好となる。オリックス時代の定位置である左翼手としてプレーする可能性もゼロではないが、31歳の日本人もまた守備に課題は小さくない。また、ジェレン・デュランらとの競争はし烈で、単純な守備力では後塵を拝している感は否めない。
余剰戦力と化す可能性がある吉田については以前からトレードの噂が尽きない。このオフには、マリナーズのエース投手であるルイス・カスティーヨの獲得画策を巡るレッドソックス側のパッケージに含まれていたと伝えられた。
MLB公式のマーク・フェインサンド記者によると、残り3年5580万ドル(約86億円)の契約がネックとなって交渉は破談。レッドソックス側は「ヨシダを引き取らない限りは乗り気ではなかった」とされている。
ブレグマンの加入によって立場が変わる吉田には、現地記者も熱視線を向ける。2002年からレッドソックスの番記者を務めているMLB公式サイトのイアン・ブラウン記者は自身のXで「ブレグマンがレッドソックスで二塁を守るとは考えにくい。彼はチームで最高のサードだから、(二塁手起用は)理にかなってない」と断言。その上で「ヨシダが移籍する可能性が最も高いと思われる。どうなるか楽しみだ」とした。
各球団がキャンプインをし、シーズン開幕に向けて着々と準備を進めている中、吉田は引き続きレッドソックスの一員としてプレーするのか。それとも別のユニフォームに袖を通すことになるのか。トレード市場の動きを含め、日本人スラッガーの動静に関心が集まっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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