名三塁手ブレグマンの電撃補強で再び揺れ動く吉田正尚のトレード案 レ軍番記者は「可能性が最も高い」と断言

キャンプイン後の補強によって吉田の立場はふたたび動き出している。(C)Getty Images
今オフのFA市場に残っていた大物の契約がようやく決まった。現地時間2月12日、アレックス・ブレグマンが、レッドソックスと3年1億2000万ドル(約186億円)で契約を締結した。
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実力派のスラッガーが捲土重来を期する名門に加わった。現在30歳のブレグマンは、今オフにアストロズからFA。2022年から3年連続で20本塁打をクリアしたパンチ力に加え、自身初のゴールドグラブ賞に輝いた高い守備力が評価され、市場でのニースも高まっていた。
実際に争奪戦はし烈を極めていた。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者によれば、タイガースが6年総額1億7150万ドル(約265億8250万円)、カブスが4年1億2000万ドル(約186億円)とそれぞれ高額オファーを提示。その中で、2年目が終了した時点でのオプトアウト条項を含めたレッドソックスが射止めた。
今オフの補強ポイントでもあった「打線の中軸を打てる打者」の補填に成功したレッドソックス。これによって攻撃に厚みが出るのは間違いない。そうした中で、人員整理の議論がふたたび加熱している。とりわけ話題となっているのは、今季にDHのスポットにはいると目されていた吉田の去就だ。
昨季三塁でゴールドグラブを受賞した実績を持つブレグマンは、やはり正三塁手としての先発起用が濃厚。そうなると、チーム屈指の強打を誇りながら三塁手として守備に難があったラファエル・デバースのDH起用増加が見込まれる。