「完全に払い過ぎ」の評価を覆した吉田正尚に宿敵ヤ軍の名物実況者も賛辞!伝説投手は日本球界の成長を指摘
ヒットを量産し続けている吉田。好不調の波もなく安定した打撃を見せている29歳への賛辞は止まらない(C)Getty Images
量産体制に入った天才バッターへの賛辞を聞かない日はない。レッドソックスで奮闘を続けている吉田正尚だ。
昨年12月にポスティングを宣言した吉田は5年9000万ドル(約126億円)という大型契約を締結して鳴り物入りで名門に入団した。がしかし、今年3月に行なわれたワールド・ベースボール・クラシックに参戦した影響もあって開幕直後は成績が低迷。4月19日時点までは打率.167と「スランプ」と言っても過言ではないところまで落ち込んだ。
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それでも日本球界屈指のバットマンはそこから復調。現地6月9日に敵地で行なわれたヤンキース戦こそ4打数ノーヒットに終わったものの、打率はリーグ3位の.309にまで回復。出塁率(.381/7位)、OPS(.862/9位)もリーグ上位に食い込むなど、レッドソックスが叩いた大枚に見合うだけの価値を示している。
メジャーリーグではイチロー以来となる新人での首位打者の期待も高まる吉田。類まれな打撃スキル見せつける29歳には、ライバルに辛辣な敵メディアやOBも脱帽する。レッドソックスの宿敵ヤンキースの試合中継を行なっているニューヨークの放送局『YES Network』の実況を務めるマイケル・ケイ氏は「レッドソックスがヨシダと5年総額9000万ドルで契約した時には、誰もが『あぁ、彼らは完全に払い過ぎたな』と酷評した。だが、彼はその金額に見合っている。本当にすごくいいシーズンを過ごしている」と手のひらを反すように絶賛した。