予想外だった吉田正尚の大ブレイク 米関係者が「半分以下」と見ていた価値をレッドソックスはなぜ見出せたのか?

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連日のように快音を響かせ続ける吉田。彼の活躍には驚きの声が上がった。(C)Getty Images

 日本球界でも異彩を放った“マッチョマン”は止まらない。

 現地6月6日に敵地で行なわれたガーディアンズ戦で吉田正尚(レッドソックス)は「2番・レフト」で先発出場。チームが5-4と競り勝った試合で、5打数3安打と目に見える結果を残した。

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 この日は20年にサイ・ヤング賞を受賞した歴を持つ実力派右腕も攻略した。相手先発のシェーン・ビーバーだったが、「どんどん振っていこうと思った」という吉田は初回の第1打席に外角低めへのチェンジアップを捉えてセンター前ヒットを記録。さらに3回の第2打席には真ん中高めへの91.8マイル(約147.7キロ)の4シームを巧みにレフト前にはじき返した。

 そして、6回に迎えた3度目の対決では、低めに食い込んできた83.4マイル(約134.2キロ)のスライダーを強振。痛快に右中間を破るツーベースとした。

 メジャーでも屈指の実力を兼ねる右腕も攻略した吉田。これで打率はボー・ビシェット(ブルージェイズ)に次ぐアメリカン・リーグ2位の.319と向上。さらに長打率は.502、出塁率.393にまで上げた。もう“野球の本場”で十分に通用していると言っていい水準だ。

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