イチロー以来史上2人目の快挙だ!MLB堂々の首位打者争いを演じる吉田正尚に期待したいさらなる「偉業」とは
類まれな打撃センスを発揮し続けている吉田。その打力は高く評価されてもいる(C)Getty Images
メジャーリーグの名門レッドソックスでルーキーイヤーを送る吉田正尚が止まらない。現地6月4日に本拠地で行なわれたレイズ戦では「4番・レフト」で先発。4打数2安打1打点と活躍し、2-6で敗れたチームにあって気を吐いた。
【動画】これぞ類まれな打撃センス! 吉田正尚の特大7号アーチをチェック
開幕間もない春先はメジャーでの適応に苦しんだ吉田だったが、4月末から徐々に対応。オリックス時代に「天才」と称されたバットマンは4日の試合終了時点で、アメリカン・リーグ2位の打率.318とハイアベレージを維持。さらに7本塁打、出塁率.396と堂々たる成績をマーク。地元局『NESN』のコメンタリーを務める元楽天助っ人のケビン・ユーキリス氏が「ボールに対しバットが素早く出るし、身体を素早く回転させられる。あれは見事な技術だ」と絶賛するほどの打撃センスを見せつけている。
早くも球史に名を刻んだ。吉田はメジャー最初の50試合で85回以上の出塁をし、三振は25以下のハイアベレージを記録したのだが、これは21世紀ではイチローに次ぐ史上2人目の快挙だったのだ。
無論、指揮官も29歳のサムライを高く評価する。先述のレイズ戦前の会見でアレックス・コーラ監督は「前までは球を追いかけるようにして打っていた。だが、今はずっと良くなった」と絶賛した。