「日本は真っ向勝負をしない」――韓国で3割&30本超えの“再ブレイク” 元阪神ロハスの言葉に隠れる助っ人見定めのヒント
ではなぜ、“ダメ助っ人”のレッテルを貼られたロハスJr.は再起を遂げたのか。第二の春を謳歌する34歳は、春先に韓国メディア『OSEN』で、その理由とも取れる発言を残していた。
「日本と韓国は異なるスタイルの野球をしている。だから簡単に良し悪しを言うことはできない。ただ、打者として何かを話さなければならないとすれば、韓国の投手たちは、真っ向勝負が必要になるシチュエーションで、自信を持って勝負に臨む。だけど、日本の投手たちは、国際的にも有名で、どんなに優れた投手であっても、こっちがその前の打席でヒットを打っていたら、絶対にストライクは投げない。ボールゾーンに球を散らして真っ向勝負をしないんだ」
いかなる局面でも、変化球やボール球を駆使しながら、より効率よく打者を打ち取る傾向にある日本。韓国でMVPとなった名スラッガーは、その「勝負の仕方」に苦心したというわけである。
ただ、逆に言えば、「真っ向勝負をしない」という日本人投手たちに我慢強く耐え、攻め手を理解できれば、多くの助っ人選手たちには活躍する術があるということではないか。
日本で結果を残せず、隣国で再ブレイクを果たしている。だからこそ、ロハスJr.の言葉には、助っ人を見定めるヒントがあるように思える。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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