ビズリーチ創業と楽天球団創業の共通点「期待値へのコミット」 ビズリーチ・南社長

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ビズリーチ社長の仕事エナジー

  株式会社ビズリーチの社長で、会社員としてのキャリアを積んだ後、プロ野球球団・楽天イーグルスの立ち上げにも携わった南壮一郎さん。金融、スポーツそしてITと様々なジャンルで活躍をしてきた彼の「成長」について現在発売中の「CoCoKARAnext Vol.2」に掲載中のインタビューから一部を紹介する。


ー会社員を辞めて起業した時に比べて、現在南さん自身はどのように変わり、成長しましたか?

 「フェーズによって役割や求められるモノが違います。じゃあ、楽天イーグルスの立上げの時ってどうだったかと言うと、カオスですよね(笑)。開幕まで時間やリソースが限られている中で、どう開幕までに立ち上げを成功させるかが最も重要になってきます。本当にみんながいくつもの役割や仕事を並行してやっていました。でも、開幕して月日、年数が経つに連れて、求められるモノが変わって来る。
 自分たちが変わるために変わる、と言うよりはお客様の期待値が変わるので、そこにコミットして変わって行く事が大事です。お客様とは違いますが、今の会社での社長という役割で言うと、弊社に入社してくださる方々がどう言う期待値で入社してくださるのか。
 経営って言うのは、『約束』だと思います。その約束を明確化しながら、それをキッチリ表現できるように自分が変わって行くと言う事が大事なのかな、と思います。
 それまでは自分が社会に対してどうか、お客様に対してどうかという約束だったので、『自分事』でした。それが社長という立場に代わり、『自分事』が『みんな事』に変わっていった。それがこのビズリーチの経営者としての自分が一番変わって行った事なのかな、と思います。」

-10年前の自分に比べて、自分が最も成長した部分は?

 「『事業の意味』と言うモノを自分の肌感覚、実感値から学べた事、それに尽きます。
 組織だったり、事業だったりの意味、何でこの仕事をするのか、と言う事を本質的に体で理解できるようになった、と言うのがこの10年での一番の変化ですよね。
 楽天時代もそうだし、このビズリーチで一緒に働いている仲間たちから教えてもらえた事で変わった事です。
 当然、金融機関を飛び出して、スポーツの仕事をしていた時代の自分と違って、『自分事』から『みんな事』に変わり、一つ一つの事が自分の事からみんなの事や社会の事に変わって行ったので、考え方も行動も変わりますよね。
 もちろん、自分の事に対して一生懸命働く事も決して悪い事ではないのですが、この『みんな事』のために働く素晴らしさを教えてもらったので、はるかに意味がある事ができていると思います。」

-ご自身の成長の秘訣とはズバリ何ですか?

 「環境でしょうね。何事もやはり『基礎が大事』ですよね。これはスポーツでも同じだと思います。
 何事もスタートがあり、基礎があり。基礎と言うのは反復練習でしか学べない。学ぶのであれば、『価値がある事が正しくやっている環境』、『圧倒的に成長している環境』で学ぶべきだと思います。
 その一番、根本にあるのは『自分ができないと言う事を認める』と言うのが全ての学びの始まりだと思います。
 逆に、自分が教える側になって考えたら分かります。
 『どう言う人に教えたいですか』と言う質問をしたら、やはり素直な人ですよね。なので、自分自身ができないと言う事を素直に認められる事こそが『学ぶ』という事の一番最初のステップだと思います。
ビジネスはスポーツと何も変わりません。ココロを整える事もカラダを鍛える事も同じ。まずできる事から始める。一番最初ってできる事も少ないから、その中でできる事って、素直になり、学び続ける事だと思います。」

3回にわたって、南壮一郎さんの 難しい事を平然とやってのけるそのヒントをお伝えします。

 現在発売中の「CoCoKARAnext Vol.2」では、南さんの楽天時代のお話やココロとカラダの調整法など4ページに渡って独占インタビューが掲載されています。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

〔文/構成:ココカラネクスト編集部 〕

南 壮一郎(みなみ・そういちろう)

1976年6月15日、静岡県浜松市出身。浜松北高校、米・タフツ大学を卒業後、モルガンスタンレーにて証券アナリスト、その後50年ぶりの新規プロ野球球団・楽天イーグルスの立上げに携わり、2009年4月に株式会社ビズリーチを創業。南氏自身のモットー「Work Hard, Play Super Hard」は同社のモットーでもある。
https://www.bizreach.jp/

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