森保監督はまだマシ? 韓国国内ではアジア杯4強敗退でクリンスマン監督の解任論も浮上「やり方が間違っている」
アジア杯でタイトルを獲れずに敗退した韓国。この結果を受け、クリンスマン監督には手厳しい声が集まっている。(C)Getty Images
64年ぶりとなるアジア制覇の夢が潰えた韓国に、凄まじい逆風がふいている。
現地2月6日、カタール・ドーハでアジアカップの準決勝が行なわれ、韓国はヨルダンに0-2と完敗。決勝トーナメントに入ってから2戦連続120分の激闘を演じてきた「アジアの虎」は疲労の影響が拭いきれず。大黒柱のソン・フンミンも精彩を欠いたまま、快進撃を続ける相手の勢いに屈した。
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悲願のアジア制覇への機運が高まっていたなかで、格下に惨敗を喫した韓国。下馬評が覆る結果を受け、母国内では、ドイツ人監督のユルゲン・クリンスマンを筆頭とする現体制に対する批判の声が強まっている。
韓国のスポーツニュースサイト『X Sports』は、クリンスマン監督が今大会に向け、データ解析班やスカウトマンなど35人のスタッフを引き連れていた事実を紹介。これは国際大会における同代表で歴代最多人数だとしたうえで「フィジカルセラピストなどありとあらゆる人材がいた。しかし、大会期間中に代表メンバーの怪我人は絶えなかった。何たる皮肉な状況だろうか」と指摘し、59歳のドイツ人指揮官の手腕に疑問を投げかけている。
「史上最多人数のスタッフを擁していたにもかかわらず、その手腕がヨルダンに惨敗という結果につながった。その責任は免れられない」