“ポケット”だけではない森保ジャパンの得点パターン 菅原×小川が生む「大外レーンからの別解」は本大会でも活きるか

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多彩なキックを使い分ける菅原のクロスが本大会でも活きるか(C)Getty Images

 最近のサッカーは、ポケット、ポケットと、ペナルティーエリア内の角落としが鉄板だ。日本代表も久保建英や中村敬斗、堂安律などの器用なニュータイプが、その豊かな感性とテクニックをもってポケットへ切り込んでいく。彼らのチャンスメークに合わせるなら、FWは上田や後藤のほうが、相性は良さそうだ。

 しかし、小川もまた、メンバーに残った。彼にもパートナーがいたわけだ。ポケットではなく、大外のレーンに「ベッカムの間」を持つ男が。

 これは効く。日本代表はW杯本番でも、得意とするペナルティーエリアへの攻略を前半から繰り出していくだろう。それが詰まって攻めあぐねたとき、後半に菅原と小川がセットで登場する。(アイスランド戦もハーフタイムに瀬古歩夢と共に3人交代で同時にピッチに立った)。

 対戦相手が日本のリズムに慣れてくる中で、突如、切り込まずに大外レーンからのピンポイントクロスで空中戦へ。近接ポケット攻撃からの、遠距離大砲だ。それまでとは異なるフィニッシュパターンへの転換。これは効く。そうして小川と菅原に相手の警戒が向けば、再び久保や中村、あるいは後藤や塩貝健人などのポケット部隊にもスペースが与えられる。

 正直にいえば、あまり小川には期待していなかった、と白状する。だが、アイスランド戦で貴公子・菅原由勢との水魚の交わりを示され、考え方は180度変わった。というか、あのベッカムクロスを見せられると、40代男子は弱い。

 菅原と小川。まるでベッカムとファン・ニステルローイ? 本番でも期待の2人だ。

[文:清水英斗]

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