直近7戦4発、驚異の量産 村上宗隆の止まらぬ打棒を支える“秘密道具” NPBでも広まる打撃機器「Trajekt」とは?

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年間58本ペースと驚異的な勢いで打ちまくっている村上(C)Getty Images

 和製大砲が止まらない。

 現地時間4月19日、ホワイトソックスの村上宗隆は敵地でのアスレチックス戦に「3番・一塁」で先発出場。4-1と3点リードで迎えた5回無死一塁の第3打席に、3試合連続となる特大の第8号を放った。

【動画】豪快な一振りで右翼席へ!村上宗隆、確信の8号2ランをチェック

 甘く入った球を一振りで仕留めた。相手先発の左腕ジェフリー・スプリングスがカウント1-1から投じた83.1マイル(約133.7キロ)のスライダーが、ほぼ真ん中に抜けると、村上は迷わずスイング。本人が打った瞬間に確信めいて見送った打球は、打球速度114.1マイル(約183.6キロ)、飛距離425フィート(約129.5メートル)の強烈な一発となった。

 まさに目の覚めるような衝撃な一打を放った村上は、ここにきて調子が上向いてきている。打率こそ.208だが、8本塁打、16打点、長打率.542、OPS.918とスタッツは軒並み上昇。空振り率40.6%を記録する確実性の“弱点”を差し引いても余りあるパワーで真価を発揮している。

 ウィル・ベナブル監督も「質が高い」と舌を巻く。そんなルーキーが調子を保つ背景には、球団が導入したという“ある最新機器”の存在も小さくない影響を与えている。シカゴの日刊紙『Chicago Sun Times』によれば、ホワイトソックスが用意していたAI解析とトラッキングデータを使った実戦的な投球を再現できる打撃マシン『Trajekt Arc』が、「反応を微調整するのに役立っている」という。

 2019年に開発され、2021年から米球界内で一気に広まった『Trajekt Arc』は、あらゆる球速帯や変化はもちろん、メジャーの投手たちを想定したリリースポイントやリアルな軌道までも再現。打者が対戦投手の球質をよりイメージしやすい環境を生み、NPBでも取り入れる球団が出ている。

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