令和の三冠王 村上宗隆に指摘される 打撃以外の「改善ポイント」
昨年も村上は15失策を記録している(C)CoCoKARAnext
ヤクルトは9月5日の巨人戦(神宮)に3-4の逆転負け、終盤のミスが失点につながり、痛い星を落とした。
先発サイスニードは3回まで一人も安打を許さない安定感あるピッチングを披露、打っては4回に来日初となるホームランを山崎伊織から放つなど攻守にわたって存在感を示した。
【動画】5日の巨人戦、投手サイスニードが4回に来日初の2ランを放つなどチームを盛り立てたが、終盤のミスが響き敗れた
暗転したのは3-2とリードした8回無死一塁の場面。門脇誠の三塁へのバントを三塁手・村上宗隆が一塁へ悪送球。一塁を守るホセ・オスナもまったく動けないほどの悪送球とあって、これにはマウンド上の清水昇も呆然とした表情を隠せなかった。犠打失策が記録され、無死一、三塁とピンチを広げるとスイッチされた山本大貴が丸佳浩に同点の犠飛を浴びた。
さらに3-3の9回も一死一塁から石山泰稚が一塁へけん制悪送球で走者を三塁へ進めてしまい、重信慎之介の内野ゴロで決勝点を許した。
終盤のミスが響き、チーム4連敗。この敗戦で今季の巨人戦負け越しも決まった。
2年連続リーグ覇者のヤクルトが今季は5位と苦しんでいる。チームを引っ張る主砲、村上も史上最年少で三冠王を達成した昨季と比べて、今季はここまで119試合に出場し、打率・249、25本塁打、72打点とやや勢いに欠く成績となっている。