燕・村上 「令和の三冠王」に近づく1試合2発!数々の「大物伝説」とは
ヤクルトの村上宗隆内野手(22)の打撃が凄みを増している。
首位攻防となった24日の巨人戦(神宮)で「4番・三塁」として先発出場した村上は2日連続の2打席連発となる24、25号を放った。
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打った瞬間に確信した。8ー2で迎えた6回二死一塁。巨人2番手・桜井の内角高めの球を振り切ると右翼スタンドへ飛び込む豪快な24号2ランを放った。確信歩きと共にホームラン争いを繰り広げる岡本和の目前で悠々とダイヤモンドを一周すると勢いは止まらない。
7回にも3番手・戸田から豪快な一発を放ち、2戦連続マルチ本塁打でリーグ二冠の25本塁打、67打点、打率もDeNA・佐野に次ぐ2位とし「令和初の三冠王」も視野に入ってきた。
交流戦MVPに輝くなど若き主砲がいかんなく力を発揮している。「ファンの皆さん、選手、監督の期待を背負って打席に立っているので、これからも期待に応えていきたい」とコメントにも4番の風格を漂わせた。
令和初の三冠王に最も近い男とされる村上は、高卒新人で入団し、プロ5年目。過去にはこんな強心臓エピソードもあった。
「新人時代には髪型を注意された当時の宮本ヘッドに食い下がるなど、昔から気持ちの強さが認められていました。また昨年の阪神戦では、相手ベンチに一歩も引かない姿勢を見せるなど、こういった点も評価されている。チームを思う気持ちは強く、まだ若いですが、常に先頭に立ってチームを引っ張っている。今やヤクルトばかりか、日本球界の主砲といえる存在になっています」(放送関係者)