「ジャッジVS大谷翔平」のMVPバトルだけじゃない ヤクルト・村上との日米本塁打数対決にも注目
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今週は日米でシーズン50本塁打が注目された。大リーグではヤンキースの大砲アーロン・ジャッジが29、30日に敵地の米カリフォルニア州アナハイムで行われたエンゼルス戦で2試合連続アーチを放ち、両リーグ最多の51本塁打をマークした。
しかもア・リーグのMVPを争う大谷翔平が29号本塁打を打った直後に5号をかっ飛ばし、翌日の試合でも一発を見舞った。ジャッジにとっては52発で初の本塁打王に輝いた2017年以来、5年ぶり2度目の50号到達で、メジャー史上6人目のシーズン60本塁打も視界に入った。そのカードは郷里のカリフォルニア州で行われたこともあり、スタンドは敵地ながらヤンキースファンであふれかえった。
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一方、日本のプロ野球(NPB)ではヤクルトの村上宗隆が28日のDeNA戦で3試合連発となる49号を放ち、日本人では2002年の松井秀喜(巨人)以来、20年ぶりとなる50本塁打に王手をかけた。NPBでは外国人を含めて過去9選手が50本以上を記録しており、2013年にバレンティン(ヤクルト)が放ったNPBシーズン最多記録の60本塁打も見えてきた。
年間試合数が異なるため一概に比較はできないものの、NPBの個人のシーズン最多本塁打数が大リーグのそれよりも多かった年はある。
昨季がそうだ。ヤンキースのボイトが両リーグ最多の22本塁打を記録したが、NPBで本塁打王となった巨人の岡本和真が31本、楽天の浅村栄斗は32本で両者とも上回った。ただし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大リーグは年間60試合で、120試合制で行われたNPBの半分だった。