日本ハム新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)」に 国内のネーミングライツ契約において過去最高額

タグ: , , 2020/1/30

 日本ハムは1月29日、2023年に北海道北広島市に開業予定の新球場の名称を「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)」とすることを発表した。不動産会社・日本エスコンと命名権契約を交わした。契約期間は開業前から始まり、今年1月から10年以上で、年間5億円を超える国内最高額という。

日本プロ野球の本拠地12球団中7球場がネーミングライツの球場となる


 新球場は収容人数が約3万5000人。開閉式の屋根を備えた天然芝球場で、隣接エリアも含めてメジャーリーグなどをモデルにボールパーク化構想が進められてきた。その不動産開発を日本エスコンが手がけていく。

 契約総額は50億前後にのぼる。これまで国内の年間最高契約は日産スタジアムの4億7000万円とされている。

 これで日本プロ野球の本拠地12球団中、楽天生命パーク、ZOZOマリン、メットライフドーム、京セラドーム、マツダスタジアム、ペイペイドームと7球場がネーミングライツの球場となる。

 残る従来通りの球場表記は東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアム、ナゴヤドーム、甲子園の5球場。比率で見ればパ・リーグは命名権契約した球場が多く、歴史と伝統を重んじるセ・リーグは命名権を売却していない。

 とはいえ、世界的に見ても命名権売却は新球場・施設建設のための非常に大事な収入源となっている。日本ハムが進めるボールパーク化もばく大な資金が必要で、そのためには命名権売却は避けて通れなかった道だろう。

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