大坂なおみ、セレーナ 表彰式一問一答 涙、涙のセレモニー
涙、涙、涙の表彰セレモニーだった。あまり見た事の無いスポーツイベントの終わり方だった。
9月8日(日本時間9日)、アメリカ・ニューヨークで行われている全米オープンテニスで、大坂なおみが6-2、6-4のストレート勝ちで初優勝。日本人が4大大会(グランドスラム)で優勝するのは、男女通じて初。
大坂なおみ Getty Images
アメリカでは「国民的ヒロイン」であり、「シンボル的存在」のセレーナ・ウィリアムズ。そのウィリアムズが終始劣勢、またジャッジに対する不満から試合中から場内は異様な雰囲気に。その雰囲気が表彰式に入ってもそのまま続き、どのような心境でそうなったかは大坂本人のみぞ知るところだが、トロフィー授与の場面では、大坂が優勝トロフィーを落としそうになる場面も。
表彰式で優勝の心境を聞かれた大坂が冒頭に「司会者の質問とは違う事を話します」と前置きをすると場内が静まる。
「みんな、セレーナを応援していた事を知っています…。こんな終わり方ですみません…。」
セレーナがその前に「ブーイングはもう止めよう」と呼びかけた事もあり、場内は新チャンピオンを拍手でたたえた。
大坂が「セレーナと全米の決勝でプレーする事が夢だったのです」と涙ながらに言うと、ステージの斜め後方にいるセレーナ―の方を向いて、
「Thank you。プレーしてくれてありがとう…」
と、少し頭を下げながら言うと、場内から大歓声が沸き起こった。
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