井上尚弥の攻略は「単純な話じゃない」 “なぜ攻めない”が議論になった中谷潤人 思考に米識者は理解「ただ、できなかったんだ」
「なぜ中谷は攻めなかったんだ」
「序盤で失った4ポイントは取れた」
だが、万人が想像するほど「打倒・井上」は簡単ではない。米専門メディア『Boxing Scene』のアナリストで、ジュリアン・ウィリアムズ(米国)などの世界王者に導いた手腕で知られるスティーブン・エドワーズ氏は、「ナカタニが序盤に手数を出せなかったのは、相手がイノウエだったからだ」と熱弁。そして、世間の声に苦言を呈した。
「初めてイノウエを見た時には、誰だって適応するのは楽ではないんだ。『もっと早く攻めればいいじゃないか』という単純な話じゃない。イノウエのような反応速度、パワー、そして瞬発力を持つ相手に対しては、策を固めて実行するのに時間がいる。ナカタニも6ラウンドぐらいかかった。彼も早く捕まえたかったのは間違いないが、ただ、できなかったんだ」
エドワーズ氏が論じるように、カウンター戦術を徹底させるほど中谷を追い込んだ井上。完全無欠の才能を証明した怪物は、やはり恐ろしい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】“無敗対決”を制して高まる声価 井上尚弥は「日本史上最高のボクサーと断言できる存在」米老舗誌も賛辞
【関連記事】これぞ世紀の一戦! 井上尚弥、緊張感に満ちた中谷撃破に米驚嘆 熱狂を生んだ怪物の真価に脱帽「世代交代とは全くならなかった」
【関連記事】優位にも見えた中谷潤人は攻め手を失った? 敵陣営が「恐い」と評した珠玉攻防の裏にあった“狙い”「学ぶ力が凄くある」








