井上尚弥『最初で最後のパンチ』で70秒瞬殺KO勝ち! 同僚・八重樫東「尚弥の技術を更に引き出した勝負度胸」
WBA世界バンタム級王者の井上尚弥(25=大橋)が、横浜アリーナで行われたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)のバンタム級初戦で元WBA 世界バンタム級スーパー王者のファン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)と対戦。1ラウンド1分10秒のKO勝利で準決勝進出を決めた。
WBSS代表「彼のパンチは爆弾」、「階級を超えて世界で最強のパンチャー」
圧巻だった。最初で最後のパンチだった。
左のジャブと右ストレートのワンツーで仕留めた。一瞬の出来事に会場は騒然。
当の井上尚弥本人は、
「手応えが拳に伝わってきて、倒れ方もかなり効いていると思ったので、この一撃で終わったと思いました」
「入り際のストレート。ずっと練習してきたパンチ」
「パンチ力とキレはバンタム級ではフィットしていると思う」
と冷静にコメント。
「常に強い相手と大きな舞台で」と望み続けてきた井上尚弥。
5月に3階級制覇を果たし、次なる戦いの舞台に選んだ「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」。世界のトップ選手8人が集結し、世界最強の称号と、1000万ドル(約11億円)とも言われる優勝賞金を目指し頂点を争う。トップ中のトップが集まるトーナメントにおいても、1ラウンド70秒KOという圧倒的な強さを見せつけ、「全部KOで勝ってほしい。重圧になると思うが、尚弥ならできる」と語っていた大橋会長との約束を果たした。
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