井上尚弥に臨むフルトンにドネアが“助言”。3つの条件を満たせば「イノウエにとって厳しい夜となる」
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昨年12月にポール・バトラーに勝利し、日本人として初の主要4団体王座統一を果たした井上尚弥(大橋=29)。1月にはスーパーバンタム級へ転向することが発表され、米スポーツ専門局『ESPN』は井上と、世界スーパーバンタム級の2団体王者であるスティーブン・フルトン(米国=28)との一戦がすでに決まっていると報道した。井上にとってスーパーバンタム級転向初戦となる一戦は、正式発表がまだされていないが、ボクシング界では両者の戦いを予想する声が多数挙がっている。
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そんな中、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネアもこの一戦について言及した。ドネアは、米メディア『Fight Hype』の公式YouTubeチャンネルに出演。過去2度の対戦経験のある井上については、「イノウエは前後に動く選手。横移動はあまりない」と、動きを解説したうえで、「フルトンはハイガードで動き回るべき。良いディフェンス、良いジャブ、良い距離感を保つことができれば、イノウエにとっては厳しい夜となるだろう」と、フルトンに“アドバイス”した。
また、ドネアは「ボディショット以外では、まずイノウエは倒せないだろう。タフな男だからね」と語り、井上の強さを話した上で、フルトンが勝利することも「判定勝ちは可能だと思う」と述べた。「相手が誰だか忘れたが、ムラタは日本で判定負けした。審判が誰かにもよるけど」と、2017年に行なわれた村田諒太とアッサン・エンダムによるWBA世界ミドル級正規王座決定戦を例に挙げ、フルトンが判定勝ちする可能性もあるとした。
世界中が注目する一戦。“モンスター”井上尚弥はスーパーバンタム級転向初戦を白星で飾ることができるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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