「階級を上げて倒すのは普通とは思えない」井上尚弥への疑惑をバトラーが強調! 「ドーピング検査の必要がある」と難癖
一方でバトラーは井上への批判も口にしている。今年8月に元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー(米国)が、米メディア『Fight Hype』で「イノウエは米国に来てランダムに行われる血液や尿の検査(ドーピング検査)を受けて戦う必要がある」と発言して物議を醸したのだが、これに同調。井上へあらぬ批判をかけた。
「イノウエと戦う数年前から俺は彼にドーピング検査が必要だと言っていた。7ストーン10(ライトフライ級の48.97キロ)から8ストーン10(スーパーバンタム級の55.34キロ)に体重(階級)を増やし、彼は依然として相手を倒し続けている。俺はイノウエが普通だとは思えない。
彼はとても優れていて技術はとても良く、信じられないほど素晴らしい。だけど、あのパワーは、上の階級に持ち込めるものなのか。これは何年も前に(マニー・)パッキャオについて、みんなが、はるか下の階級(フライ級)から一番上(スーパーウェルター級)まで上げて(WBC世界同級王者のアントニオ)マルガリートを倒すまで、『何をどうやっていたんだ?』と話していたようなものだ」
井上に一方的にやられ、「モンスター」と称される破壊力を知るバトラー。そのあまりの強さにドーピングを疑いたくなってしまったのだろうか。彼は世間から「言いがかりだ」と批判されたメイウェザーの発言について「俺はフロイドが正しいかもとは思う。イノウエはドーピング検査のためにアメリカに行く必要があると思う。ただ、イノウエは不正を一度も証明されたことがないのだから、彼に向って『詐欺師だ』と言うことはできない」と歯切れの悪い意見を残している。
まさに暴言。井上に対するバトラーのコメントは大きな波紋を呼んでいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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