井上尚弥は「大本命だ」 英大手ブックメーカーの識者がタパレス戦のKO決着を断言「イノウエは窮地の相手を逃さない」
井上は快挙をやってのけられるか。海外識者からの期待は高まる一方だ。(C)Getty Images
間近に迫る決戦に向け、各国メディアの間でも緊張感が高まっている。12月26日に東京・有明アリーナで行なわれる世界スーパーバンタム級WBC&WBO王者の井上尚弥(大橋)とWBA&IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)による4団体統一戦だ。
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同級初戦となった今年7月にスティーブン・フルトン(米国)を打ち破り、2団体統一となった井上。このタパレス戦に勝てば、史上2人目となる2階級での4団体統一という快挙をやってのける。日本の“怪物”がボクシング史にまた一つ歴史を刻むわけである。
文字通り歴史的な一戦とあって、海外の識者たちも熱視線を注いでいる。英大手ブックメーカー『Paddy Power』のマット・ギポン氏は「ナオヤはスーパーバンタム級では、比較的に新参者だが、世界的な知名度の低い、今回のような対戦相手では圧倒的な支持を得ている」と英国内での風潮を伝えている。
無論、ギポン氏も2本のベルトを保持する30歳のフィリピン人王者の実力を侮っているわけではない。「タパレスは優れたジャブに、クレバーかつ重いバックハンド、さらには素早い足の動きもできる」と評価を綴っている。
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