“必然”のKO勝利予測 米老舗メディアは井上尚弥のタパレス戦圧勝を訴え「序盤で打ち負かすか、後半までもてあそぶか」
井上は快挙をやってのけられるか。海外識者からの期待は高まる一方だ。(C)Getty Images
日本が生んだ「モンスター」か。はたまた番狂わせを狙う「フィリピンの悪夢」か。日本で実現するボクシングの大一番に熱視線が注がれている。
12月26日、ボクシングのWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)は東京・有明アリーナで行われる4団体統一戦で、WBA・IBF同級王者マーロン・タパレス(フィリピン)と対峙する。
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バンタム級に続く“完全制覇”を目前とする井上。ここで勝てば、今年7月にウェルター級の猛者テレンス・クロフォード(米国)が成し遂げた2階級での4団体統一をやってのける。タパレスは「番狂わせ狙う気持ちは怖い」と警戒する強敵だが、下馬評は「優位」という見方が圧倒的に占めている。
海外メディアでも井上の勝利を予想する声は根強い。米老舗スポーツメディア『Sporting News』は、国内の大手ベッティングサイト「Bet MGM」の試合オッズにおいて井上が「-1400」(タパレスは+800)と確固たる信頼を得ている事実を紹介。さらに井上が2019年のノニト・ドネア(フィリピン)戦以降で12ラウンドまで戦っていないデータにもクローズアップし、「日本のノックアウトアーティストの試合は“瞬き”をしたら見逃してしまう」と強調した。