「日本は俺がボクシングを汚したと思ってる」ネリ、井上尚弥戦へ意気揚々! 波紋を広げた山中慎介戦は「イージーだった」

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 山中氏とは初戦で4回TKO、2戦目でTKOといずれも勝利したネリ。しかし、初戦はドーピング検査での違反が判明。再戦でも大幅な体重オーバーが明らかになり、WBCからのタイトルの剥奪と、JBC(日本ボクシング・コミッション)からの日本国内での無期限活動停止という厳罰を受けていた。

 いまだに日本で波紋を広げる騒動を経て、ようやくメガマッチが組まれるまで地位を回復させたネリ。だが、彼は「ヤマナカ戦はキャリアで最もイージーな試合だったんだ。これは誓ってもいい。2度ほどいいパンチを食らったけど、あれも全然効いていなかった」と毒舌を披露した。

「俺はグサノ(山中氏が2度目の防衛戦でKO勝ちしたトマス・ロハス=メキシコ)のように眠らされることはなかった。本当にヤマナカのパンチ力を感じなかったからね。ダメージが全然なく、あの時はキレイな顔でフレッシュな状態で試合を終えることができた。

 ヤマナカとの2戦目も日本に向かう15日ぐらい前まで友だちと喋り倒して、気がついたら午前3時、4時という毎日だった。もちろんトレーニングは続けていたけど、始めると二日酔いに悩まされていた。今はそんな無茶はしていないけど、あの試合は楽だった」

 ボクシング・ファンを逆なでするような言動だ。さらにネリは、「あの国(日本)では、俺がボクシングを汚し、リスペクトを欠いたように思われている。イノウエとの試合はもっと早く実現してもよかったけど、日本サイドが私をずっと拒絶した。でもイノウエ自身は本当に俺とやりたいらしい」とし、こう続けた。

「イノウエは俺にクギを刺したいと思っている。きっと俺に怒りをぶつけて来るはずだ。日本を背負って俺に仕返しをするつもりさ」

 徹底してヒール役に努めるネリ。こうした“悪童”らしい挑発的な言動も、井上陣営に対する心理戦の一環なのかもしれない。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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