井上尚弥戦が迫るネリは“ヒール扱い”に何を思う? 母国で語った日本への特別な想い「俺は歓迎なんかされていない」
意外とも言える一面が見えたのは、今年1月に母国のポッドキャスト番組『Un Round Mas』に出演した際の一コマだ。日本での自身の立場について「俺は歓迎なんかされていない。それは分かっている」と話したネリは、こう続けていた。
「日本では個人的に良い時間を過ごせたと思っている。美しい国だし、あそこで試合をできることは純粋な喜びでもある」
さらに「観光はできるけど、イベントには変装でもしない限りは入らせてもらえないんだ。俺は好まれていないんだよ」ともネリは漏らした。もっとも、東京ドーム開催が有力視されている今回の決戦に向けては、WBCがJBCとの協同で事前計量の厳格運用とADA(ボランティア・アンチドーピング機構)による抜き打ちドーピング検査とドラッグテストを義務付けてもいる。ゆえに6年前のような横暴をすれば、ボクシング界からの完全追放は免れられない。
自ら「美しい国」とリスペクトを示した日本でネリはいかに井上と戦うのか。まずは正式な試合開催決定の知らせを待ちたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】井上尚弥戦へ臨戦態勢!? ネリが公開した“遅すぎる”ミット打ちに懸念の声噴出「イノウエの餌食だ」「勝てると思ってる?」
【関連記事】井上尚弥vs中谷潤人の“究極対決”に追い風 米メディアが実現の可能性を分析「現実味のあるドリームファイト」
【関連記事】ガードを破壊した井上尚弥のパワー タパレスが母国メディアに語ったKOの瞬間「本当に身体が動かなくなったんだ」