「人は馬鹿だと言うだろう」16戦無敗の英戦士が打ち明けた井上尚弥戦への憧れ「最高の相手と戦ったと胸を張りたい」
さらに「俺の祖父はいつも『ベストになりたいならベストを倒せ』と言っていた。イノウエとの試合はまさにそれだ」と強調。自身のボクサーとしての原点となった祖父の助言を引き合いに出したデイビスは、強敵となる井上に挑む覚悟を口にする。
「多くの人は俺を『馬鹿だ』と言うだろう。でも、そいつらはボクシングを理解していない。イノウエが強敵に見えるのは理解できる。実際のところ彼は怪物だ。でも、俺はKOされたことがないし、自分を信じている。せっかく戦える可能性があるなら、やってみればいいじゃないか。そうしないと、『やれたかもしれない』と後悔をする。俺はそんなことを望んではいない。俺は結果がどうであれ、最高の相手と戦ったんだと胸を張りたい」
無論、スーパーバンタム級の4団体統一王者に君臨する井上だけに、対戦相手は引く手数多だ。WBC同級5位のデイビスに機会が巡って来るかは不透明だ。それでも「イノウエは偉大なチャンピオンだ。俺も彼を軽視するつもりはないし、俺から必要に煽ったりはしない。でも、チャンスが欲しいんだ」と訴える27歳の望みが叶う日は訪れるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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