打ちのめされたからこそ分かる 井上尚弥を“苛立たせた”元王者が語る「怪物」の凄み「もう何かを証明する必要はない」
試合後に井上が「勝つ気があるのか」と苛立ちを隠さなかったほどの防戦一方を余儀なくされた。怪物を前に反撃をする術を失っていたバトラーは、当時を振り返りながら、進化を続ける日本人チャンプを褒めちぎる。
「ボディへのジャブで隙を突いてから頭までのギャップを生み、右腕の強烈な一打をドカンと叩き込むんだ。イノウエはその戦いなかで、彼のパワーがレベルアップしていることを証明している。それも小柄な選手たちだけを倒しているわけじゃない。彼は『上の階級でもできるのか?』という問いにも2度も答えているんだ」
とことん打ちのめされた。だからこそ、バトラーの口にした井上に対する「評価」は説得力がある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】クロフォードの「最高は俺だ」宣言に待った 米専門サイトが井上尚弥とのPFP論争に持論「多くの人がイノウエと感じている」
【関連記事】井上尚弥の要求に「快く思わなかった」 ネリ母国メディアが伝えた東京ドーム決戦実現の舞台裏「彼には“前例”があった」
【関連記事】井上尚弥の圧勝に高まる機運 WBC2位のメキシコ人戦士もネリの惨敗を予想「現実的にイノウエが勝つ。KOでね」
1 2