井上尚弥への日本開催批判は「時代遅れ」 伝説的重鎮アラム氏が断言「なぜアメリカに来てまで後退を選ぶのか」

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ネリ戦の収入は42億円超え?

 そんな業界の流れを汲んで持論を展開するアラム氏は、「イノウエが日本で作るものに近づくことは不可能だ。日本にはあれほど大きなマーケットがあるのに、なぜアメリカに来てまで、後退を選ばなければいけないのか」と指摘。日本開催のメリットを訴えている。

「イノウエのいるような階級において、彼が日本でやっていること以上の試合を実現させられる選手はいない。これはマニー(・パッキャオ)がフィリピンから来て、どこで闘っても5万ドル(約770万円)以上を稼げなかった時代とはまったく違うんだ。

 たしかにマニーはアメリカで闘ったことで、世界的なスーパースターになった。しかし、イノウエにとっては正反対なんだ。日本での試合は彼の敵にとっては困難な遠征となるが、彼らの財布は不快感を和らげる。皆が舌を巻いて招待状を求めている。ショーン(・ポーター)はいい奴だが、話していることは時代遅れだね」

 ちなみに来る5月6日に東京ドームで行われるルイス・ネリ(メキシコ)戦では、放映権料を含めたゲート収入だけでも2800万ドル(約42億8400万円)に達すると言われている。それだけに「価値」にこだわる井上が日本開催を続ける理由は明確である。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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