ネリは「イノウエを地に落とす存在」米メディアが井上尚弥の“苦闘”を予測 まさかのパンチ力不足を提言「バンタム級に専念を」
井上の苦闘を予測する同サイトは、「イノウエは確かに優秀だが、階級を上げるごとに、対戦相手にスペシャルな存在はいなくなっている」と断言。さらに昨年12月に10回KO勝ちを収めたタパレスとの一戦についても「タパレスは他のスーパーバンタム級のファイターたちほどパワフルには見えなかった」と指摘し、「この試合は、モンスターのパンチが過去3階級で戦ってきた時のようなパワーを持っていないことを暗に示した」と論じている。
そして、「ナオヤはタパレスに勝ち、パウンド・フォー・パウンドの上位にランクされることになったが、多くのアメリカ人は彼の対戦相手たちのレベルに不満を覚えている。ゆえにクロフォード(現WBAスーパー・WBC・WBOスーパー世界ウェルター級統一王者)と並び評されるボクサーになるのは、今以上にもっと努力する必要がある」と辛口な評価を下した『Boxing247』は、こう続けている。
「ネリはモンスターを倒し、イノウエを地に落とす存在になるかもしれない。そうなった時点で、イノウエは再戦の可能性を忘れ、それほど打撃も強くないバンタム級での戦いに専念する方がいい考えかもしれない」
今回のような米メディアからの辛辣な提言を本人が見聞きし、それに動じることなどないだろう。ただ、日本との因縁も深く、何かと騒動が尽きない曲者の番狂わせを論じる周囲の喧騒を黙らせるべく“怪物”が沸々と燃えているのは間違いない。こういう煽られ方をした時こそ、井上は恐さを発揮する。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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