「自信の無さか」井上尚弥の“Sバンタム級停留”に米メディアが異論 有力視されるグッドマン戦は「無難な試合」と断言
「前評判の高くないグッドマンは、パワーもなく、まったく無名のオーストラリア人ファイターだ。イノウエがこの男に何かを試されることはないだろう。日本のスターにとってはまたも無難な試合だ。これは彼の自信の無さの表れでもあるのではないか。もし、イノウエが今以上の実力が自分にあると思うなら、フェザー級に上がって、新たな階級にいるサメたちと交わるはずだからだ」
もっとも、井上はスーパーバンタム級に上がる以前から階級上げに慎重な姿勢を貫いてきている。バンタム級時代の21年には、「とりあえず階級を上げろというのは、自分はどうかなと思う」と強調。「『敵がいないから上げろ』ってみんな言いますけど、階級をひとつ上げるのはそう簡単なものじゃない。それで自分のパフォーマンスが潰されるなら上げることはしない。そこが階級制のスポーツの難しさ」と語っていた。
何よりもパフォーマンスの質にこだわっているからこその慎重姿勢。そこを振り返ると、井上がシンプルに強さを追い求めているのは明確だ。ゆえに、“外野”からとやかく言われようと、階級上げを焦ることはないはずで、そうした異論も意に介さないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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