「強く反対する」井上尚弥のフェザー転級に米名伯楽が反発。“安易な階級上げ論”を危惧「ファンを喜ばせるのは難しい」

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 数多の選手を手塩にかけ、「ブレッドマン」の異名を持つ敏腕トレーナーのスティーブン・エドワーズ氏は、米専門メディア『Boxing Scene』のQ&A企画に登場。読者から「スーパーバンタム級にはもうビッグネームもいない。フェザー級の方がはるかに魅力的だとは思わないか」と投げかけられ、「いや、それは強く反対する」と断言。「なぜ昇格したばかりのファイターが、次の昇格する時期を迎えるんだ? スーパーバンタム級にとどまって、ベストな相手とコンスタントに試合に挑めばいいじゃないか」と続けた。

 さらに「バンタム級は4人の日本人が王者となっている。彼らのうちの誰かが4団体を統一すれば、スーパーファイトが実現する可能性もあるんだ」と強調したエドワーズ氏は、常にベストパフォーマンスを求める井上に理解を示してもいる。

「選手たちは4団体統一をしたら次に進むべきだと言われる。しかし、私は安全に体重を管理できるなら、階級を上げる必要はないと考える。特にイノウエはライトフライ級から5階級を経て、現在のところまで体重を上げているからね。ボクシング・ファンを喜ばせるのはとても難しいんだよ。でも、間違いなく言えるのは、イノウエは素晴らしいファイターだということ。だって、1階級だけでなく2階級で4つのベルトを統一している。これ以上の偉業があるか」

 スーパーバンタム級で異彩を放つ井上。今後に彼がフェザー級に進む可能性はゼロではないが、全ては本人が「ベスト」と思えるかどうか、だ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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