井上尚弥は「世界最高だ」 再び井上尚弥戦を回想したフルトンが漏らした“本音”「あの体重でやるべきじゃなかったのかも…」

タグ: , , , , , 2024/11/23

井上の強打を前に沈んだフルトン。(C)産経新聞社

 たった一敗、されど一敗。ボクシングの前WBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)にとって、現同級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)に喫したキャリア初の黒星は、忘れがたき記憶となっているようだ。

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 現地時間11月21日に米ポッドキャスト番組『Cigar Talk』にゲスト出演したフルトンは、昨年7月に東京・有明アリーナで行われた井上との一戦を回顧。リング上での自分が「思うような自分ではなかった」と告白した。

 まさに防戦一方で、井上の“圧勝”と言える試合内容だった。終始主導権を握られたフルトンは疲労の色が濃くなっていた8回に右ストレートと左フックを被弾。怒涛のラッシュに力なくリングに沈み、ふたたび立ち上がることができなかった。

 試合前に「難攻不落」と言われた王座から陥落する悔しい敗戦。この井上戦について番組内で切り込んだフルトンは「戦う中で何が特に苦労した?」と番組MCに問われ、「何かに苦労したっていうよりも自分の思うように動けなかったって感じだ」と告白。さらに「別に言い訳をしたいわけじゃない。分かってくれる? 思ったことを言わせてほしい」と自身の想いを赤裸々に続けた。

「それなりに戦えてはいたと思うんだけど、いつもの自分じゃなかったんだ。落とせるからって、あの時に、あの体重でやるべきじゃなかったのかもしれない。それが俺の本音さ。毎日のようにサウナスーツを着て、サウナに入って、そして練習をして……」

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