“三度目の正直”に「イノウエを目指す」と意欲 グッドマンが無念の井上尚弥戦キャンセルへの本音吐露「負けたみたいな気持ち」
一方でグッドマンは、自身のアクシデントによって実現できなかった井上戦について「正直言って、ここ数か月はマジでクソみたいな感じだった」と無念さを強調。試合直前とあって自己管理不足の低さは否めないが、「カットしたせいで、あの日(試合がキャンセルとなった日)は本当に最悪だった」と回想している。
「あの日は24時間ぐらい落ち込んで、男泣きもした。だから少し休むことにした。マジで俺は世界タイトルを獲るためにボクシングをやっている。あの時だって、準備は完璧に整っていた。自分を極限の地獄まで追い込んで仕上げていたんだ。
だからこそ、試合がキャンセルになった時は負けたみたいな気持ちになったね。どうも俺は海外の試合となるとツキがないんだ。前もラスベガスでの試合が流れたし、イノウエとの日本での試合もみんなで行く予定だったのが、すべてが台無しさ。本当に変なジンクスでもあるみたいだよ」
悔しさばかりを募らせるグッドマン。「ただただクソみたいな展開だった」とも唇をかみしめる若武者だが、下を向いてばかりではない。次戦に向けて「今はそっちに集中している」と強調した上で「イノウエが全てのベルト思っている。その限りは彼を目指すよ。ボクシング人生は短いから俺は常に一番厳しい挑戦を選んでいきたいんだ」と語った。
再び井上の挑戦者候補として名を挙げるために、絶対に負けられない一戦となる。そこでグッドマンはいかなるパフォーマンスを見せるかは、日本のボクシングファンにとっても興味深いものとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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