アフマダリエフ戦後になぜ3位？ 米放送局が井上尚弥のPFP後退に同情「落ち度はない」「クロフォードを抑えるのは難しい」
たしかにカネロ戦でのクロフォードもまた圧倒的だった。38歳の名手も「ヒット＆アウェイ」のスタイルで華麗に12ラウンドを戦いきり、前人未到の3階級での4団体統一の偉業を達成している。
ゆえに『ESPN』もクロフォードを“選ばざるを得なかった”のかもしれない。アフマダリエフ戦を「リングの中でその卓越性を示し続けや今回は、知性と技術を駆使し、相手を完全に上回って圧倒した」と総括し、こう記している。
「イノウエが順位を落として3位になったのは、彼自身が何か落ち度があったり、試合で間違いを犯したからではない。アフマダリエフを分析し、巧みに攻略した試合内容は並外れたものがあった。しかし、カネロとのあの試合の後で、クロフォードを抑えるのは本当に難しいことだった」
ここから来春に東京ドームで計画されている中谷潤人（M.T）戦に向けて突き進んでいくことになる井上。彼の戦いが文字通り世界中の熱視線と評価を集めるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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