「僕は勝者だと思っている」井上尚弥に敗れたピカソが本音吐露 打ち合った“怪物”に何を感じたのか?「正直、もっとパワーがあると警戒した」
では何が勝敗を分けたと考えるのか。ピカソは、こう続けている。
「正直、もっとパワーと強さを警戒していた。より厳しい戦いになると思っていたんだ。敗者で去ることにはなるが、僕自身は勝者だと感じている。(興行において)素晴らしい役割を果たせたと感じているし、皆がそれを見てくれたと思う。僕のキャリアはここで終わらない。これからも前進し、戦い続けるつもりだ」
異例の過密日程となった年間4戦を終え、「終わってみて、肩の荷がどっと降りた」と口にした井上。百戦錬磨の傑物でさえ予期していなかった蓄積疲労が、「もっとパワーを警戒した」と振り返ったピカソを仕留め切れなかった要因なのかもしれない。
井上との激闘を充実感たっぷりに振り返ったピカソ。怪物の凄みを知り、「もっと強くなって戻ってくる」と宣言した若武者の今後に興味が沸いた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「3、4年で世界一のボクサーになる」井上尚弥がスペイン紙に明かした“近未来構想” 敵知らずの怪物の行く末は――
【関連記事】井上尚弥の描く“青写真”に米震撼 年4試合の不安を吹き飛ばした自信「なんとも恐ろしい考え方。戦慄を走らせるのに十分」
【関連記事】【現地発】日本でも話題になった「フェザー級が限界」の真意 井上尚弥が語っていた“目指すもの”「人間の限界はありますから」
1 2






