「あんなの食らってよく…」戦慄の映像に衝撃 顔面を襲った左フックから回復した井上尚弥に止まぬ驚き「立つから恐い」

カルデナスの左フックを浴びてなお立ち続け、TKO勝利までに持ち込んだ井上。(C)Getty Images
ショッキングなダウンシーンが改めてクローズアップされた。
現地時間5月9日、米興行大手『Top Rank』は、今月4日に米ネバダ州ラスベガスで行われたボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一戦で、王者・井上尚弥(大橋)がラモン・カルデナス(米国)に8回45秒TKO勝ちを収めた一戦をまとめた動画を公開。その中でスロー再生された世界を驚かせた2回のダウンシーンが小さくない反響を呼んだ。
【動画】世界が騒然となった井上尚弥のダウン カルデナスの渾身フックをチェック
どちらが主導権を握るのかに観客が刮目していた2回終了間際だった。身体をスッと沈めたカルデナスが王者の左フックを交わした刹那、まさに死角から飛んできた左フックを炸裂。完全にがら空きとなっていた顔面に井上は強烈な一撃をもろに食らった。
打たれた瞬間にぐらつき、力なく沈んだ井上の姿がカルデナスのパワーを物語った。しかし、冷静に自陣営に「大丈夫」と合図を送った絶対王者はそこからリカバリー。冷静な試合運びで世紀の番狂わせを実現させなかった。
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