メジャー挑戦を表明した日本ハム・上沢直之に球団OBから活躍に太鼓判が押される理由
入団から2年はファームで体づくりを中心とした基礎固めに徹底したが、3年目に開幕から先発ローテーション入りを果たすとプロ初登板初先発で初勝利を記録。デビューから3連勝も記録するなどし、着々とエースへの道を歩み、成長を遂げてきた。
その様子を追いかけてきた岩本氏は、年を重ねるごとに身についてくる技術面だけではなく、「周りに気遣いができる。ポジティブだし切り替えも上手い。アスリートとして最適のハートを持っている」と、その人間性についても賞賛した。
上沢のストロングポイントに関しては「(投球の)コーディネートを頭で描きアウトを重ねながら、2.3周り目は違った顔を見せることができる、色々な引き出しを見せることができる」と話し、メジャーにもアジャストできるとした。
実際に米国サイドからもローテーションピッチャーとして長年安定した成績を残してきたことに着目し、「イニングイーター」(多くのイニングを消化できる投手)としての働きを期待する声もある。
「今までメジャーに挑戦した日本人選手以上の成績を残す可能性もある」とまで高い期待の言葉をかけた岩本氏。上沢の挑戦の行方もオフの楽しみの一つとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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